生地のプリント方法について解説
可愛い柄や美しいプリントの生地を見ると癒されてハッピーな気持ちになりますよね!
しかし、ふと気になるのは「生地のプリントってどうやって印刷しているんだろう……?」ということ。
実は生地の素材や特徴によって様々なプリント方法があります!
ベースとなる生地について

生地のプリントをするベースとなる生地を「P下や下晒」といいます。読み方は「ピーシタ、シタザラシ」です。
天然繊維、ポリエステルなどの化学繊維共に真っ白の色をしています。

まずひとつ目の方法が「手捺染」です。生地に一つ一つ手作業で捺染していきます。
1色ごとに版の型を作り、手作業で生地に刷り込む染め方なので、すごく手間がかかります!
版に空いた小さな穴から染料がじわりとしみ出します。その後、生地に熱をかけて乾燥させます。
しかし、そんな風に手間をかけて手作業で染めていくからこそ、色落ちしにくい仕上がりです。
ロータリー捺染

丸巻きの版に顔料をつけて布にプリントしていく方法です。床材や壁装材などの住宅内装材への印刷にも良く使用されます。
型は金属でできているもので、その凹みに顔料を入れ生地に押し付けるとプリントされます。
型はロール状のため、同じ柄が続くデザインに限定されます。プリントできる色数には限りがあり、あまり多くの色数は再現できません。
また、型を作成する手間が発生するので、ロット条件が多いのも特徴です。
シルクスクリーンプリント

綺麗な仕上がりが人気のプリント方法が「シルクスクリーンプリント」です。
ナイロンやテトロンなどの素材を枠に張って1色ずつ版を作製し、色を重ねてプリントしていく方法です。以前はナイロンやテトロンではなくシルクを使用したためその名残で「シルクスクリーン」という名前になっています。
Tシャツやポロシャツ、バッグ、エプロンなどさまざまな用途へのプリントが可能で、Tシャツへのプリント方法としても良く使用されます。(家庭でもプリントができるキットも売っています)
しかし、版を1色ずつ作成し重ねていくため色数が多くなればなるほど1枚あたりのプリント価格は高額になります。しかし、枚数が多くなればなるほど安くすることが可能です。
色あせしにくく、洗濯後の耐久性があるのでスポーツウェアなどにも向いています。天然素材やポリエステルなどどのような素材に対してもプリントが可能ですが、中綿の入ったジャンパーや、裏生地の厚いジャンパーなどはプリントできません。
昇華転写プリント

主にポリエステル素材に多く使用されるプリント方法です。生地にインクを乗せた感がなく、しっかりと生地表面にインクが染み込んでくれますので、通気性などを損なうこともありません。そのため、ユニフォームなどにも多く利用されます。
昇華転写の方法は、大きなインクジェットプリンターを用い専用のシートにインクをふきつけてデザインをプリントします。その後、熱で気化させてから密着させたベースの生地にプリントのデザインを染み込ませていきます。さらに生地を重ね、プレス機にて圧力をかけて乾燥させれば完成です。
昇華転写で使用されるインクは、約200度かけて1分ほど圧力をかけることで、染料が浸透し冷えることで染料を閉じ込めます。少ロットでの生産も可能です。
インクジェットプリント
最後にインクジェットプリントです。インクジェットといえば、家庭用のプリンターでも使用されている方法ですので、なんとなくイメージがわくかもしれませんね。基本的な仕組みは同じで、小ロットで生地に印刷ができる方法です。
特徴としては、スピーディに印刷ができること、そして細かな柄を表現できることです。使用するインクは8色ですが、その組み合わせによりなんと1,000億以上の色表現ができます。
適した生地も綿・麻・シルク・レーヨンと幅広いのが特徴です。色落ちや色うつりの心配もありません。
短納期で小ロットが実現可能、ということ最近増えてきたプリント手法です!
ミニクラッチバッグのご紹介です。
マルチスマホポーチの提案
関連記事